
こんにちは。ほりです。
よく受験だと高校受験記だとか、大学受験記みたいなものがありますよね。
でも大学院受験記ってあんまりなかったりします。特に学歴ロンダリングだとなかなか実体験が表に出てこないですよね。

学歴ロンダリングって実際つらいのかなあ
この疑問にお応えするために今回は、学歴ロンダリングでつらかったことをお話ししようと思います。

僕は学歴ロンダリングをして旧帝大大学院へ進学したのでその経験からお話しします
ちなみに今回は、受験期の学歴ロンダリングのつらさを語ることにします。
入学後についてはまた別の機会に話そうと思います。
- 学歴ロンダリングのつらさを知ることができる
- 学歴ロンダリングで得られる力を知ることができる
それではよろしくお願いします。
学歴ロンダリングは楽ではなくつらかった
まず学歴ロンダリングは楽なのか、それともつらいのか。
結論から言うと、学歴ロンダリングは結構つらかったです。
理由は、ネットで学歴ロンダリングと検索すると、楽勝だとか簡単だとか書かれた記事が多く僕自身も軽く考えていたからです。
でも想像の何倍もつらいものでした。
確かに合格までに要する総勉強時間で比較すると、大学受験と比べて大学院受験の方が総勉強時間は少なくても旧帝大へ進学できます。
しかし、大学院受験は手厚いサポート(予備校、塾、赤本)などがありません。
大学受験は、塾の先生や予備校教師に勉強戦略を立ててもらったりできますが、大学院受験はそれを全部自分で行う必要があります。
内部進学であれば、先輩や研究室の先生から情報を色々流してもらえるためそこまで苦労しません。
しかし学歴ロンダリングを考える外部生は、全部自分で行動して情報を得て戦略を立てて勉強する必要があります。
さらに、共に学歴ロンダリングを志す人が周りにいないともっとつらいです。
受験はよく団体戦といいますよね。やはり同じ目標に向かって共に努力する仲間が近くにいるというのはすごく励みになります。
しかし、周りに学歴ロンダリングを志す人がいないと一人で目標に向かって努力する必要がありそれはそれは孤独です。
以上のことから、学歴ロンダリングは結構辛いということがお分かりいただけたと思います。
学歴ロンダリングでつらかったことまとめ
では続いて、僕の経験をもとに学歴ロンダリングでつらかったことについて話していきたいと思います。
以下に学歴ロンダリングでつらかったことをまとめました。全部で6つあります。
- 出題範囲をカバーした参考書を探すのが大変
- 「選択科目」で専門外の科目を一から勉強する必要があった
- 途中で現在の実力を相対的に知ることができない恐怖
- 内部生に勝たないと入学できないというプレッシャー
- 問題傾向が変更されるかもしれないという恐怖
- 基本的に孤独でコミュニケーションが激減
それぞれについて詳しく説明していきます。
出題範囲をカバーした参考書を探すのが大変
院試の「専門科目」の勉強に使用する参考書を探すのにとても苦労しました。
院試は、出題範囲がとても広くそれをカバーした参考書はほとんどありません。
院試の専門科目は、大学での講義内容をもとに教授が作成するのが一般的です。
その大学の講義では、教授が作成したスライド・資料をもとに講義が進められることが多いです。
よって院試の専門科目は、教授が作成したスライド・資料を基に学習するのが最も効率のよい勉強法です。
しかし、学歴ロンダリングを考える外部生にとって授業のスライド・資料を集めるのは困難です。
そのため、「専門科目」の過去問を元に、最も内容が網羅されている参考書をまず探す必要がありました。
これが、なかなか見つからなくて苦労しました。
僕は1カ月くらい「専門科目」勉強のための参考書を探すはめになりました。
「専門科目」で専門外の科目を一から勉強する必要があった
実は僕、大学院で専攻を変えて学歴ロンダリングをしました。
具体的には、建築学科から土木学科へ専攻を変えました。
そのため、「専門科目」の選択でとても大変な思いをしました。
一般的に院試の「専門科目」では大体3つか4つくらいの科目を選択して回答する形式であることが多いです。
僕の場合は、8つの科目の中から3つ科目を選択する必要がありました。
しかし専攻を変えての受験だったため、専門科目の8つの科目のうちほとんどが専門外の科目でした。
辛うじて2科目は、ギリ建築学科の知識でなんとか対応できそうでしたが、1科目は完全に専門外の科目を一から勉強する必要がありました。
専攻を変えて受験したので、このつらさは特殊かもしれませんが大変であったことは確かです。
途中で現在の実力を相対的に知ることができない恐怖
大学院受験は、大学受験などと違って模試がありません。
そのため毎日ひたすら勉強していても、現在の自分の能力が相対的にどれくらいの位置にあるかがわかりません。
自分の実力を相対的に知ることができないのですごい恐怖に襲われました。
勉強をやってもやっても、満たされないというか心が落ち着かない感じでしたね。
内部生に勝たないと入学できないというプレッシャー
僕はもともと地方の公立大学に通っていました。そして学歴ロンダリング先に選んだのは旧帝大大学院でした。
高校時代、旧帝大へ進学していった同級生は僕よりも全然頭が良いやつが多かったです。
入学定員は決まっているので、その旧帝大に通っている内部生の何人かに勝つ必要がある。
勝たないと、入学できないと考えるとすごいプレッシャーでした。
そのプレッシャーに押しつぶされないように、とにかく一分一秒を惜しんで知識を吸収し続けていました。
問題傾向が変更されるかもしれないという恐怖
院試は、過去問を分析していくと問題の出題傾向を読み取れます。
それをもとに、僕は参考書を選び勉強する範囲を絞って重点的に勉強していました。
しかし、問題傾向は突然変わったりすることがあるんですよね。
これは内部生、外部生関係なく受験者全員が恐れることだと思います。
僕の場合、問題傾向に合わせて勉強範囲を決めていたのでもし問題傾向がガラッと変わってしまったらその時点で終わりでした。
院試本番の問題用紙を開く直前まで問題傾向が変わることへの恐怖はずっと心の中にありました。
結果的に、僕の年は問題傾向は大きく変更されませんでした。
しかも僕が重点的に勉強していた範囲が出題されたおかげで、学科内TOPの点数で合格することができました。
まあ、こればっかりは運ですね。(笑)
基本的に孤独でコミュニケーションが激減
学歴ロンダリングは、基本的に孤独との戦いです。
なぜなら、大学の同期の中で自分が志望する学歴ロンダリング先へ進学しようと考える人がいることなんてまれだからです。
そのため学歴ロンダリングの対策は基本的に一人で全部立てる必要があり、一人で黙々と勉強しなければいけません。
そのため、僕の場合コミュニケーションが激減しました。
大学4年の6月~試験本番までは、所属していたサークルにも行かなかったし、遊びにも行きませんでした。
週一の大学の講義と、週二の塾講師のバイトが唯一の人とのコミュニケーションをとる機会でした。(笑)
たまには息抜きで遊ぶ日も作ればよかったなと今になって思ったりしますが、当時の自分にはその余裕はありませんでした。
まとめ:学歴ロンダリングはつらいがやる価値は十分ある
色々学歴ロンダリングのつらさを語ってきましたが、それ以上にやる価値はあると僕は考えます。
学歴ロンダリングによって自分のやりたい研究ができるし、就活でも有利になるし、学歴も手にすることができます。
そして何より学歴ロンダリングをすると、自分の人生を自分で切り開く力を身に着けることができます。
この力は、自分の人生をより良くしていくためにとても重要な力です。
最後まで記事を読んで、なお学歴ロンダリングへの熱意があるならば、ぜひ挑戦してみてください。
僕のブログでは学歴ロンダリングに関する有益な記事を随時発信中なので、よかったら他の記事も読んでみてください。
それでは今回はこの辺で。