
こんにちは。ほりです。
他大学のレベルの高い大学院へ進学する、いわゆる学歴ロンダリングを考えていた場合、情報がなさすぎで困ることが多いです。
なぜなら大学院受験を取りまとめるサイトはないですし、有益な情報は研究室の先輩や同期の人から集めるしかないからです。

学歴ロンダリングしたいけど、何からはじめたらいいんだろう
という疑問にお答えするために、今回は学歴ロンダリングのフローについて記事を書きます。

僕は学歴ロンダリングをした経験があるので、それを元に解説していきます
- 学歴ロンダリングのフローがわかる
- 院試勉強のリアル(写真付き)がわかる
- 学歴ロンダリングを成功させるための戦略がわかる
それではよろしくお願いします。
学歴ロンダリングのフロー
ではまず僕の経験をもとに学歴ロンダリングのフローを説明していきます。
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大学3年夏休み
学歴ロンダリングを意識する
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大学3年10月ごろ
TOEICの勉強を始める
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大学3年春休み
就活か院進か決断する
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大学3年春休み
行きたい研究室を調べる
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大学4年4月~5月ごろ
大学院説明会参加・研究室訪問
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大学4年5月まで
勉強戦略を確立する
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大学4年8月ごろ
大学院試験本番
このようなフローで学歴ロンダリングを行いました。
大体学歴ロンダリングを考え始めてから合格するまでおよそ1年くらいですね。
学歴ロンダリングに向けた具体的な準備
では、続いては先ほどのフローについてそれぞれの時期について詳しく解説していこうと思います。
学歴ロンダリングを意識する(大学3年夏休み)
学歴ロンダリングを具体的に意識し始めたのは、大学3年生の夏休みでした。
大学3年生の時、周りが就活の話をし始めているとき僕はこう思っていました。

そろそろ就活かあ。特にやりたいこともないしそれだったらできるだけ安定した大手企業に就職したいな。
そう考えた僕は大学の就活実績を調べてみました。
通っていた大学は、地方の公立大学だったので就活実績も大手企業が数多くあるのかと思っていました。
しかし、実際は8割が中小企業でした。
僕はその事実を知り、唖然としました。

このまま就活を始めても大手企業に就職できる可能性は低い。大手企業に就職できる可能性を高めるにはどうしたらいいんだろう
そこで、いろいろネットで検索をしました。
そしてたどり着いた結論。それが学歴ロンダリングでした。
学歴ロンダリングをして高学歴になれば、大学のネームバリューや学校推薦を活用できるようになる。
そうすれば大手企業へ就職できる可能性が高まると考えたんです。
あとは、学歴コンプレックスも抱えていたのでそれの解消も考えてました。(笑)
こんな感じで大学3年の夏休みに学歴ロンダリングを意識し始めました。
TOEICの勉強を始める(大学3年10月ごろ)
そして秋になりました。
学歴ロンダリングを意識してから少しずつ情報収集をしていました。
具体的には
- 学歴ロンダリングの成功確率
- どんな試験科目があるのか
- 学歴ロンダリングのメリット・デメリット
- 大学院生活の実態
上記のような事をネットサーフィンしながら調べていました。
そして調べていくうちに1つ重要なことがわかりました。
それは英語(TOEIC or TOEFL)がある程度できないといけないということです。
英語はどの大学院であっても必須で求められます。
当時僕は、TOEICのスコアは365点しかありませんでした。英語が大の苦手だったんです。高校自体も英語が嫌いで偏差値30を取ったことがあるくらいでした。
でも、大学院へ進学するためには、ましてや学歴ロンダリングする上では英語は超重要な試験科目です。
ちなみにTOEICがなぜ学歴ロンダリングで重要なのか記事を書いているのでよかったらこちらもお読みください。
こんにちは。ほりです。 ということで今回は、大学院で学歴ロンダリングするならTOEICのスコアを上げたほうがいい理由を解説します。 私自身、地方国公立大学から旧帝大大学院へ学歴ロンダリングした経歴があります。その際TOE …
それを知ったぼくはTOEICの勉強を始めることを決意しました。
大体、大学院試験は8月に行われます。そしてTOEICのスコア提出は5月~6月くらいが多いです。
ということは、大学3年生の10月からTOEICの勉強を始めればまだ半年以上猶予があります。
それくらい時間があれば、英語が苦手で全然できない人でもTOEIC700点くらいだったら全然狙えます。
事実、僕は9カ月でTOEIC365点からTOEIC770点まで400点以上スコアを上げることができました。
なので、学歴ロンダリングを考えているのであれば、TOEICは早めに対策を取ることをおススメします。
就活か院進か決断する(大学3年春休み)
学歴ロンダリングを意識していたのですが、実は大学3年の春休みに就活するべきか、大学院へ進学するための準備をするべきかで心が揺れていました。
就活を周りが始めて自分が取り残されるのではないかと不安になったからかもしれません。
自分もインターンや説明会とかに参加しようと考えたりもしました。
でもどっちつかずで就活も学歴ロンダリングもガツガツ行動することができませんでした。
すごく悩みました。自分は本当は何をしたいのか自問自答し続けました。
でもやっぱり自分は大手企業へ就職したい。そのためにも絶対に学歴ロンダリングを成功させたい。
そう決心できてからは、迷いがなくなりどんどん行動していくことができました。
ちなみに学歴ロンダリングと就活は両立できるかですが、これはスケジュール的にはやろうと思えばできると思います。
できるのですが、僕はやれませんでした。
理由は、僕は同時並行でそれぞれを本気で取り組むことができないタイプの人だったからです。
だから、あなたがもし就活と院進を悩んでいる場合は、同時並行で進めていける自信があれば両方やればいいと思います。
でも、一つにしか集中できない人はまずじっくり悩むことが大切だと思います。
そして自分の思いを確認して迷いをなくしてから行動しても遅くないと思いますよ。
行きたい研究室を調べる(大学3年春休み)
そして、学歴ロンダリングするための大学院を本気で探し始めました。
大学時代は、建築学科で建築を学んでいて街づくりに興味があったので建築系・都市計画系・都市基盤系の研究室を調べました。
その中で、就職実績で大手企業へ多くの人が就職していて、受験科目が自分にとって向いていそうな研究室をピックアップしていきます。
こんな感じで色々調べていました。
最終的に、学歴ロンダリング先を3個ぐらいまで絞りました。
大学院説明会参加・研究室訪問(大学4年4月~5月ごろ)
春休みの終わりくらいから大学4年生の5月くらいまでの間に各大学で学科ごとに大学院説明会が開催されます。
この時期までには行きたい研究室の目星はある程度つけておきましょう。
僕は候補の研究室の説明会はすべてホームページでチェックし、合計で3つの説明会に参加しました。
説明会にいくと大体以下の流れになります。
- 学科の全体説明
- 研究室ごとでブースが開かれていてそこを見学する
- 気になった研究室に訪問する(任意)
ここで大事なのは、目星をつけた研究室以外も一通り見て回ることです。
ネットのホームページやパンフレットだけで得られる情報には限界があります。
実際、研究室ブースで大学院生や教授たちと話すことでまた新しい気づきが生まれます。
なのでぜひ、研究室ブースは回って話を聞くといいです。
そして、気になった研究室に訪問してみましょう。僕は必ずそうするようにしていました。
理由は2つあります。
- 研究室のミスマッチを防ぐ
- 院試を突破するための情報収集
まず、大学院へ進学すると2年間はその研究室で過ごすことになるのでミスマッチは避けたいです。
なので、必ず研究室訪問をしてそこの学生たちと話すようにしていました。
あとは、研究室のドンである教授とも対面で話すことで、研究室の雰囲気や研究室生活を確認するようにしていました。
そして、院試を突破するための情報収集も研究室訪問のタイミングで行います。
具体的には、研究室の内部生と連絡先を交換、もしくはそこの研究室に外部から入ってきた学歴ロンダ生を紹介してもらいます。
そしてその人たちに院試に関する情報を教えてもらうんです。これが院試突破のカギになります。
だから、もし行きたい研究室のある大学が遠かったとしても、大学院説明会と研究室訪問は必ず参加するようにしましょう。
勉強戦略を確立する(大学4年5月まで)
そして研究室訪問でつくった人脈や過去問、ネットの情報などを参考に、院試勉強の戦略を立てましょう。
上の写真は僕が実際に科目ごとで立てていた勉強戦略の一部です。
院試の範囲はかなり広いので戦略的に勉強をしないと合格点に達することはできません。
この勉強戦略で学歴ロンダリングが成功するかしないかが8割方決まると言っても過言ではないです。
とても大事なことなので、しっかり戦略をたてましょう。
具体的には、点数を稼ぐ問題、捨てる問題、参考書の選定、勉強スケジュールを立てましょう。
そして、勉強戦略を立て終わったらあとは、ひたすら勉強していきましょう。
当時使ってた手帳があったので載せておきます。
僕の場合は、5月くらいまではTOEICの勉強9割、専門科目の勉強1割。
6月からは、専門科目と一般科目(小論文)をひたすらやり続けました。1日最低でも4~5時間、多いときは11時間とか勉強していました。
誰とも会わずに、家でこもって勉強し続けてたのでかなりきつかったです。
期間としては2カ月と短いですが、僕はその期間は人生で間違いなく一番勉強したと言えるくらいやり切りました。
大学院試験本番(大学4年8月ごろ)
僕の場合は、本命の旧帝大大学院一本に絞って勉強していたのでそれ以外は一切受験しませんでした。もちろん自分の大学の大学院もです。
試験が近づいてくるにつれて緊張するのかと思っていましたが、前日は自分でもびっくりするくらい冷静でいられました。
たぶん、もうこれ以上にないくらい勉強していたのであとはやるだけって感じだったからかもしれません。
そして試験本番を迎えました。
結果、旧帝大大学院に無事合格することができました。
しかも、内部生を抑えて学科内で総合1位の得点で合格していました。
これは自分でもびっくりでした。本番の試験内容が自分の勉強戦略にうまくハマった結果でした。
運の要素も大きいですがとてもうれしかったです。
まとめ:学歴ロンダリングは1年くらいのスケジュール感で準備しよう
今回は、僕の経験をもとに学歴ロンダリングのフローを話しました。
学歴ロンダリングは準備期間も含めて、おおよそ1年くらいのスケジュールで考えるといいです。
ネットでは院試は簡単だとか、学歴ロンダリングは簡単といった記事がたくさんあります。
確かに、短期間で合格ラインまでもっていける意味では簡単かもしれませんが、それは入念な準備があってこそです。
ぜひしっかりと準備をして学歴ロンダリングを成功させましょう。
僕のブログでは、自身の経験をもとに大学院試験・TOEICに関する情報を随時発信しています。
よかったら他の記事も読んでみてください。それでは今回はこの辺で。